| （注意：この文書は05年夏頃に書きました） 最近は蒸し暑い日々続きですが、皆さまいかがお過ごしでしょう？ こんな時期に学期末なんて“かったるい”以外の何者でもありませんが、まあ文句は言っていられません。適度な気分転換を挟みつつ、頑張っていくしかありません。 ということで、テスト期間中以外は夏気分の先取りも兼ねて「ラムネ」（ｂｙねこねこソフト）をやっていました（ぉ このゲームは今年夏、「PS2版」が発売されることが決定した作品でもあります。ということで、今回は「ラムネ」の総評です。・・・その前に、いくつか注意事項がありますのでよ〜くお聞き下さい。 まず一つ。この総評は長くなることが予想されるため、「接続時間」に応じて通信料金が課金される場合はページ読み込み完了後、一旦接続を切ることをオススメします。もちろん常時接続OKな方はそのままどうぞ〜（ぉ 次に、この総評は一部ネタバレを含みます。ネタバレの量も質も控えめにしたつもりですが、こちらとしては一部を除いて“字を白くする”などの配慮は一切いたしません。ネタバレなんて気にしないのなら全然構いませんが、１００％イヤだとおっしゃる方は速やかに他のページへ移動していただきますようお願いいたします。なお、接続を切ってしまった方は再接続して下さい（コラ 最後の注意ですが、この総評は少々テンション高めで書いていきます。こちらのテンションに巻き込まれないよう、十分ご注意下さい（笑 この記事を読んで「ラムネ」を買ってしまって所持金がなくなってしまっても、わたしは一切責任を取れません。まあ、そんな購買意欲をそそるようなレビューを書く自信なんて全然無いんですけどね（笑 なお、ストーリー等の詳細については「ねこねこソフト」の公式ページおよびゲーム関連雑誌をご覧下さい。 |
| ◇ナゼ買った？ 一言で言ってしまうと「衝動買い」です（笑 まあ「資格の講習」のため05年3月中旬頃から30日まで学校に行ってたんですが、講習最終日の前日の帰りにふとソフマップへ寄ってみたら・・・見てはいけないモノを見てしまったと（ぉ 「ラムネ」の初回版（Ver1.00）が2本あって、1本は欠品なしで2280円・1本はサントラとポストカード等欠品で1980円。わたしの中ではラムネは“新しいソフト”だったんで、欠品アリで2000円未満はかなりお得ではないかと勝手に判断（ぉ まあその時は即購入には至らなかったものの、色々と事情があって・・・とりあえず次の日（＝講習最終日）の帰りに行ってみて、お店に残っていたら買おうという結論に至りました。んで、講習を終えてお店に行ってみるとビックリ。2本とも残ってました（ぉ まあ予定通り1980円のを買おうとしたんですが、そこで「ちょっと待った〜ッ」と。初回特典の有無で差額が300円なら、どう考えても特典付きの方がお得です。ということで場のノリと勢いにより計画変更し、特典付きの初回版を購入しました。 |
| ◇全体的に見て ジャンルとしては「夏を舞台とした普通の学園モノ」。学園モノというと「バーベナ学園」とか「蓮美台学園」や「風見学園」のようなキレイな学校を想像してしまいがちですが、こちらは正反対でごくごく普通の田舎の木造校舎。もはや絶滅危惧種と言ってもいいんではないかと思われます（ぉ なお、制服が「SHUFFLE!」と「To Heart（2ではない方）」に次ぐお気に入りというのはココだけの話だよ〜お兄ちゃんっ（ぇ まあ舞台が海沿いの田舎町なわけですからね〜。横浜の海が近いところに住んでいるわたしとしては、（同じ海沿いでも）たまにはそういうところにも行ってみたいものです。はい、まずはココで“夏気分先取り”ですね〜（笑 ストーリーとしてもごく普通と言ったところ。その辺、看板に偽りなしですね（ぉ この作品の特徴と言っていいのかどうかは分かりませんが、この手のゲームではよくある“強引などんでん返し”はほぼありません。まあ数を結構こなしている方にとっては物足りなく思うかもしれませんが、わたしにとっては量の面でも質の面でもコレくらいがちょうどよかったですね。要は、ライトユーザーというか“短時間で気軽・手軽に夏気分を感じたい”という方にオススメのゲームなのでしょう。内容もそんなに重くないため、初心者にも十分オススメできますね。ぶっ続けでプレイしたとして、ザッと見て１〜２週間もあれば全クリできるでしょう。 今作で個人的に気になったのは、分岐後（シナリオ突入後）もヒロイン同士での絡みがあるところですね。具体的に言えば“ひかりシナリオ”でも七海＆鈴夏が十分出てきますし、“多恵先輩シナリオ”なんか全員集合です（ぉ この手のゲームは“シナリオ突入後は放置”なんて事もよくあるため新鮮に思えたと同時に、やっぱり放置は良くないなぁと実感しました。「はにはに」では茉理−ちひろちゃんとか結先生−恭子先生といった絡みはありますが、さすがに全員集合はほぼ無し。「D.C.」なんか、ほとんどのシナリオで萌先輩の存在そのものがなかったものとされてますからね〜。ヒドイもんですよね（ぉ |
| ◇登場人物＆ストーリー さ〜て、いよいよ本番です。ココは少々テンション高めでいっちゃいますよ〜っ（笑 一部“悪口のように聞こえる表現”が含まれていますが、コチラとしてはキャラの悪口を書くつもりは一切ありません。むしろ、この「ラムネ」では登場人物は４人（＋α）全てお気に入りですんで（ぉ まあネタとでも言いましょうか。実際にプレイしてみれば、言わんとしていることが分かるでしょう（ぉ なお、この部分は“ほぼリアルタイム”で書いております。そのため一部、ゲーム序盤〜中盤で発生した疑問＆勝手な想像が含まれておりますので、ご注意ください。 |
 ・ 主人公のいとこ。かつて主人公が住んでた町では一緒だったものの、主人公が今の田舎町に引っ越したのに伴い離ればなれに。それ以来、毎年夏になるとひかりの方から主人公の家に遊びに来ます。 誰とでも打ち解けてしまう性格ゆえ、七海はもちろん主人公の友人らとも仲良くなってしまい・・・誰か一人、“夏＝ひかり”なんて風にのたまって勝手に興奮してるのもいたりします（笑 まったく、「夏が来るとTUBEがやってくる」ではないんですからねぇ（ぉ かなり勝ち気なわりには、苦手なモノもあるわけで・・・。その辺もこの娘の魅力なのかもしれません。 極端に辛いモノ＆極端に甘いモノが好きというのが玉に瑕。いくら何でも、レトルトカレーにそのオプションは反則ですよね〜（ぉ というか、学校行事で「被害者」を出すのはやめましょう（笑 あと、（別のシナリオですが）どうにかイイ感じになってきたところにロケット花火を飛ばしてくるのは大きなケガの原因となるほか、電車の遅れの原因にもなるためおやめ下さい（謎爆 シナリオについては、ライト級といったところでしょうか。まあまあ良かった方ではないかと。他所での評判も上々ですね。 それに加えて、オマケが非常に良かったです。正直、ココまでツボをおさえたゲームは初めてでしょう。いや、数字で言えばソコまで多くはこなしてないんですけどね（ぉ ストーリーのみで評価するなら上から２番目・オマケは最高といったところでしょうね（ぉ |
 ・ 主人公の１つ上の先輩。ひかりと同い年なのはココだけの話としておきましょう（笑 かなりの世話焼きというか、変わりもんというか・・・。オマケに、いつ見てもナゼかジャージを着ています。こんな暑い時期にジャージは、見てるこっちが暑苦しいです（笑 まあその暑苦しさを感じさせないとまでは行かなくても、十分緩和してくれるのはこの人だからこそでしょうね（ぉ なお、ジャージを着ている理由なんて意外にあっさりと分かります。こういうモノは結構引っ張るものが多いんで、そんなあっさり教えちゃっていいの！？なんて風にも思いました（ぉ まあ普段が普段なだけに、あの「妄想」も十分理解できます。ありそうでガクガクブルブルすると同時に、思いっきり吹き出しそうになりました（笑） なんというか、ねぇ〜お兄ちゃんっ（ぇ シナリオではと言うと、ちょっと昔を思い出すような感じでしょうかね。もちろん女子で先輩なんていなかったし、一つ上の女の子と話したのなんて何年前のことやら（笑 ただし“終わり方に少々不満”というか“物足りなさが残るかなぁ”というのも正直なところです。十分感動したものの、“そこで終わり”とでも言ったところでしょうかね。この人のシナリオでは、そこが唯一の不満です。あとも一つ不満を挙げるとすれば、主人公の“根性のなさ”ですね。「あ〜ん」されたら、自分から食い付きに行くもんでしょっ（笑 とはいえ多恵先輩の“１２０％デートな装い”はランニングホームラン球のヒットでしたし、（一応）後ろ姿とはいえ制服姿が拝めただけでも上等でしょう（笑 初めはノーマークだっただけに、プレイ後の「株」はやや上昇しました（笑 んで、ねこ恒例らしい（？）オマケでは・・・う〜ん。ま、二者択一で両方とも同じ選択肢というのは定番ですわ〜ッとでも言っておきましょう（笑 |
 ・ 主人公の幼なじみ。そして“ねこ”の登録商標とも言える「ぽんこつ」ときたもんです（ぉ 一応「料理上手」という、幼なじみとしては定番というか王道オプションも付いております。さあさあ皆さま、一家に一人いかがですか〜っ？（ぇ ぽんこつぽんこつなんて風に言ってますけど、（良い意味でも悪い意味でも）いざというときに頼りになるところが気に入りました（笑 これはもう「スーパー幼なじみ」の称号を与えてもいいのでは？とも思うところです（再笑 ということで、のっけからやってくれましたね。もうコレは“ぽんこつ”なんかではありません。もはや「先生」です（ぇ しかしながら終始“お気楽ぽんこつシナリオ”かと思えば、そうでもなさそうで・・・。 コレも（この作品の中では）重たい方かもしれませんね。おまけに、時間というか期間はこの作品での最長記録を叩き出しました（ぉ ちょっと、ある種の覚悟が必要かもしれませんね。で、多恵先輩に続い“物足りなさが残る”話は・・・（苦笑 あと個人的にはオマケがちょっと不満でしたね。七海ならメイド服とかブレザー制服の方が似合うと思うんですが・・・こういうのはアンバランスさを狙ってるわけですし、“そりゃアンタの趣味でしょ”って突っ込まれそうですね（笑 あ、そうそう。未プレイな方でココをご覧になる方がいらっしゃるかどうかは分かりませんが、七海シナリオでは終盤あたりでバグが発生しました。（やったのはV1.00） あるところで画面をクリックしても、それより先に進みませんでした。そのときは偶然にもその部分のちょっと前でセーブしてたためソコから再開し、オートモードをONにしたら進みました。たぶん「修正差分ファイル」を当てれば直るとは思いますが、いかんせん面倒なもんで・・・（ぉ ということで修正前の「初回版」をお持ちで、これからプレイされるという方は十分ご注意ください。 |
 ・ スミマセン。この娘だけ“別名”が思い浮かびませんでした。まあ、それも愛ゆえってことで（笑 一応、主人公の１つ下の妹。それ以外は・・・やってからのお楽しみということｄ（ひかりボディプレス炸裂 公式ページでもあるように、大人っぽい外見の割にはまだまだ子供っぽくて・・・そこがすごくイイんです。そこにメガネっ娘ときたもんですから、まさにツボ直撃。バッターボックスで三振しても6ベースくらい走れます（謎爆 まあ個人的「えこひいき」はおいといて、あらゆる意味で“作中では欠かせない存在”ということに間違いはないでしょう。 まあ知る人ぞ知る、近距・遠距離娘ですね。見た目としては「遠距離」が最大のヒットだけに、ちょっとねぇ・・・。言ってしまうと、コレだけは初めが少々重たいです。まあその辺は、実際にプレイしてみれば分かるでしょう。何というか、何から何まで変わっちゃうことにビックリしましたね。 それでも、傘を差しだしてくるあたりは“お兄ちゃん思いなんだなぁ”としみじみしちゃいました。普通なら即喜ぶところですけど、やっぱり考えてしまうのも分かる気がします。まあそれがキッカケで少しずつ変わっていってるような感じもしますし、やっぱり打破していった方がいいですよね。 校外学習の朝、早うから気合いを入れて“あるモノ”を作ってきたところではオメガ感動しました（ぉ ハッキリ言って、今までやったゲームと比べても感動の大きさが違います。フニャフニャかどうかなんて関係なく、こういうのは作ることに意義があるんですね〜（ぇ あとは・・・そりゃ高等すぎですよっ。思わず吹き出しちゃったじゃないですか（ぉ まあプリホリのレイ姉以来といえば分かる人には分かるでしょう。違いはといえば、砂浜か湖沿いか・・・？（笑 あと書くようなことと言えば、物語終盤にさしかかる頃の選択肢でしょうかね。“いもうと”つながりもあり「D.C.」のミス世話焼きを思いだしましたが、まあ同じ土俵に立たせてはいけませんね（マテコラ はいっ。ということで、わたしの中では結構満足のいくシナリオでした。プレイ前と変わらず、お気に入りNo.1の座をキープ。あ、どなたですか〜“お気に入りのキャラに関しては評価が甘くなるでしょ？”なんておっしゃるのは？（笑 |
ということで、10点満点で登場人物を評価すると・・・ ・キャラ面 1位：鈴 夏(10.0点) 2位：七 海(9.8点) 3位：ひかり(9.0点) 4位：多 恵(8.6点) 先ほど書いたとおり、この作品のキャラクターは全員お気に入りです。まあ本当なら甲乙付けがたいところですけど、ちょっと辛口（？）で評価しておきました。もちろんコレは個人の好みで分かれるところでしょうし、あまり当てにしない方がイイかもしれません（笑 ・本編ストーリー面 1位：鈴 夏(9.0点) 2位：ひかり(8.8点) 3位：七 海(7.7点) 4位：多 恵(7.0点) ココもちょっと厳しめに。やっぱり、スッキリ終わりたいものですよね（ぉ とりあえず七海は序盤〜中盤の“ぽんこつ”っぷりでどうにかポイントを稼げたようなものでしょう（ぉ ・おまけストーリー面 1位：ひかり(9.5点) 2位：鈴 夏(9.0点) 3位：七 海(8.7点) 4位：多 恵(8.3点) 意外や意外、おまけストーリーではひかりがトップにおどり出ました。というか、ツボ突きすぎです（笑 まあ、ひかりだからこそあんなコトになったんでしょうね。 それ以外の3人も決して悪くはないんですけど、いずれも属性外だったのが減点の原因となりました（ぉ ・総合（30点満点） 1位：鈴 夏(28.0点) 2位：七 海(27.3点) 3位：ひかり(26.2点) 4位：多 恵(23.9点) なんだかんだ言いつつ、総合ではキャラランキングと同じ結果となりました（笑 七海＆ひかりはどうにか他の面でカバーできましたが、多恵先輩は他でカバーできるような要素がなかったのが痛いですね。何度も言うように本当は嫌いではないんですけど、他と比べてしまうと勝てないんですよね〜（ぉ |
| ◇CG 個人的には、こういう絵は結構好きです。そうでなければ“やる気”になれませんからっ（笑 ただ、箱の裏にあるCGの一部がゲーム中で出てこなかったのは少々気になりました。まあ箱にある絵が全て作中で出てくるとは限らないし、ある種の引っかけなんでしょうかね？（ぉ それとも努力不足・・・？（ぉぉぉ |
| ◇音楽 わたしの音楽の評価は非常に甘いんですけど、それでも“イイ曲揃い”と言ってもイイでしょうね。オマケシナリオでは全体的にコミカルな曲を使うなど、選曲もなかなかのもの。特にコレといった文句はありません。 ただ、初回特典のサントラでも容量の空きが十分あるはずなのに・・・一部のBGMが収録されていないのが気になりました。更に言ってしまうと、プレイ後のオマケの「サウンドモード」でも聞けないBGMがあるのも少々気になりました。 お気に入りは「渚80's」「渚83's」「スイカ66's」など。 |
| ◇まとめ 多少不満は残るものの、全体的には十分満足できる作品でした。まあ本編＋オマケで1つのストーリーを構成しているようなモノですかね。また、オマケの一つなんですけど「スタッフルーム」も結構楽しめました。 季節モノということで多少の制約は仕方ないかもしれませんが、まあ秋〜春頃にやってもイイんではないんでしょうかね。もちろん夏にやるのが本来の姿かもしれませんが、コレはどちらかと言えば「真夏」よりも「梅雨明け直後」あたりがちょうどいいかもしれません。まあ、そこは気分の問題でしょうね（ぉ ということで、短時間で手軽に楽しみたい・夏気分を先取りしたいという方にオススメの作品ですね。もちろん、パソコンの傍らにはラムネのビンを忘れずに（笑 |